感染症との共存・・・好きなことに専念

長引くコロナですが、厄介なコロナとの共存を認めつつ、極力ストレスを感じることなく己の好きなことに専念することが一番良いのではないかと最近感じています。

自分の場合は毎日片道1時間30分掛けて自宅から根津の店舗まで通っていますが、昔から歩くことが大好きなので全く苦になりません。ただ、満員電車の中でスマホを見ることに夢中になっている隣人からスマホで自分の体にコツコツとスマホを当てられることには結構ストレスを感じてしまいます(自分はと言えば昔から電車内ではスマホをほとんど見ません)。

色々な研究者やお医者さんが歩くことは健康に良い、寿命が延びると主張します。昔、階段を1段上がる度に寿命が0.6秒延びるとどなたかが言っていたような記憶があります。一方、例えば職場などで過度のストレスを感じたり、家庭内で夫婦喧嘩が絶えない場合などは、おそらく寿命はかなり縮むものと思われます。また、身体に良い食べ物だけを摂取することが必ずしも健康につながらないであろうことは自明の理です。例えば過剰に摂ると動脈硬化進展につながるコレステロールが実は体内のホルモンや細胞膜の原料になる重要な成分でもあり、適度な摂取は人体にとっては必要になります。店主はとんかつの場合、ひれ肉よりもロースが好みです。美味しい豚肉は脂身に何とも言えない甘みがあります(一方、豚肉の脂はコレステロールを低下させるオレイン酸含有量が豊富)。

歩くことが身体に良いからと言って過度に歩き過ぎることは膝や腰を痛めたり、歩き過ぎによる疲労が蓄積すると免疫力低下につながります。では、どの程度歩くことが最適か?これに関連した論文が2022年9月に米国の神経学専門誌に掲載されました。英国人対象なので、これが日本人にそのままあてはまるとは限りませんが、1日あたり1万歩弱(9826歩)が認知症予防に最適だったそうです。40~79歳の英国人男性7万8千人を対象に7年あまりの長期研究で年齢・性別・教育水準・喫煙・飲酒習慣などの研究結果に影響する因子を統計的に補正・解析。1万歩弱歩くヒトはほとんど歩かないヒトの群に比べて50%認知症発症リスクを低下させていたとのこと。ちなみに店主は昔から毎日平均で9千歩くらい歩いています。

たまたま自分の場合は歩くこと、そして食に関しては化学調味料や添加物を使わない、素材の味を活かした食べ物が好きなのですが、身体に良いばかりではなく、少しでも多くのお客様に心底美味しいと感じて頂けるようなカレーやおつまみ創りを常に念頭に置いて毎日調理しています。

よくこれが本物の味、これこそ本場の味という感想やコメントを耳にすることがあります。どのカレー店もその店主が一生懸命創り上げ、その店が独自に創り出すカレーの“本物の味”があるものと考えます。皆さんそれぞれご自身の嗜好に合った好きな店があるかと思います。ネット社会の現代は大統領選や戦況に関する情報を含め、容易に偽りの情報を流せる環境下ですが、己自身の慧眼(けいがん)や感性で何が本物で、真実なのか、自分に合うのかを見極めることが肝要と思われます。

今はもう存在しませんが、都内に店主が大好きな薬膳とも言える程で、しかも美味しいラーメン屋さんがありました。30種類もの色々な素材をスープ出汁に使用し、化学調味料は一切使わず、本当に自然で、しかも美味しくてよく通いました。行列を作るようなお店ではなかったのですが、そこのラーメンに関しては定期的に食べたくなるほど軽い中毒症状でした。麺、手作りの肩ロースチャーシュー、通常の海苔の3倍も分厚いトッピング海苔も全て国産でした。ちなみに店主はこだわりがあり、蕎麦は山形の〇〇、寿司は北海道小樽の〇〇と山形鶴岡の〇〇と20年以上前から自分の場合は好きな店が一貫して全く変っていません。

コロナ禍による日々のマンネリ化・疲労感、景況感も良くなく、明るい話題が少ない現状ですが、趣味で気分転換や好みの店で美味しいものを食べたり、好きなことをすることでコロナと上手く共存して行ける感じがします。

コロナ禍・・・自分との闘い

ここまでコロナが長引くとは予想していませんでした。BA.5の第7波が8月中旬頃から漸減し始めたとしても、今後の政府・都の対策次第では感染力のより強い新たな変異株が今冬猛威を振るう可能性もあり、収束が見えない状況です。

利用頂くお客様がどんなに少なくても、日々、反省と創意工夫を重ねながら1日1日を大切にするよう心掛けています。最近、新たに独自のガラムマサラの開発に成功しました。特に辛口のカレーを召し上がるお客様には喜んで頂けるものと静かに期待しています。また、ハードルが高く、かなり時間を要してはいますが、現在、NCカレーでは新たなオリジナル商品を開発中です。

だらだらと続くコロナ禍による日々のマンネリ化・疲労感は否めませんが、リフレッシュできる工夫をしています。先ず、埼玉の自宅に帰ったら毎日トレーニング。これは昔から続く習慣です。ストレッチ、かなり硬い木製の床上において両拳だけで腕立て伏せを連続100回、腹筋300回、懸垂25回。終了後、すっきりします。

最も好きなスポーツはボクシング、大好きなプロボクサーはモハメッド・アリ、大場政夫、辰吉丈一郎、内山高志さんらです(今現役ボクサーでは特にいません;辰吉さんは今も現役で引退していませんが)。

古いなあ、と思われるかもしれませんが、気分転換にはエレキの神様と言われた寺内タケシさんの津軽じょんがら節、山本潤子さんの歌、アレサ・フランクリンの「I Say A Little Prayer(小さな願い)」(ニコニコ動画)、ケーシー高峰さんの漫談、アップル創始者のスティーブ・ジョブズのスタンフォード大卒業式におけるスピーチなどをu-tubeなどで視聴しています(昔寺内タケシさん出演TV「波乱万丈」は面白過ぎて飽きることなく、今まで何度も繰り返し見ました)。中学時代からの座右の書である三島由紀夫著「葉隠入門」も読み返すといつも感動を新たにします。

今後も暫くは厳しい状況が続きそうですが、どんなに苦しくても一人でも多くのお客様に心底喜んで頂けるよう、毎日カレーの仕込みに全力で臨んでいます。本当に幸せなことで神様に感謝していますが、自由と平和を奪われたウクライナの人々は毎日生きるか死ぬかの環境下で必死で闘い続けており、自分も絶対に負けられないと思っています。

口腔機能低下とフレイル

以前のブログにて高齢者のフレイルを防ぐための筋トレなどの運動の重要性を取り上げましたが、高齢者は歩行速度や筋力の低下により疲れ易くなるために運動量が減少し、筋肉量が減る状態「サルコペニア」になり易いと言われています。

加齢による虚弱化を意味し、2014年に日本老年医学会が提唱した概念⇒“虚弱”を意味する英語のfrailtyの日本語訳)

フレイルの予防には運動栄養、そして社会参加の3点が必要な条件であると言われていますが、最近新たに「口腔機能低下症」がフレイルにつながり、寝たきりで要介護の状態になることが注目されています。咀嚼(噛む)嚥下(飲み込む)唾液分泌などの機能が低下する症状が現れる病態です。20184月に歯科領域の新たな病名として認められました。「口腔機能低下症」を予防するには歯周病・虫歯治療、適切な歯磨き、唾液分泌を促すためによく噛んで食べる習慣(柔らかい食べ物やサプリメント・栄養補助食品にばかり頼らずにバランスの良い食事を心掛け、自分の歯あるいは義歯で食べ物をよく噛むことが重要)などが推奨されます。

コロナ禍で高齢者が自宅に閉じ籠りがちになっていますが、フレイルの高齢者が増え、さらに日本認知症学会の調査によると高齢者の認知症症状が悪化するケースが増加していることも報告されています。

長引くコロナ禍ですが、少しでも散歩などの適度な運動を心掛け、さらに口腔内ケア・咀嚼(噛む)にも注視したいものです。天気が悪い時には自宅内でもスクワットをしたりして筋力強化はできます。適度な運動栄養バランスの良い食事、そして口腔内ケア・咀嚼の3つが健康寿命を延ばすために重要な要素であると思われます。

2021年大晦日 新たな年に向けて

この2年間、危機への対応について色々と考えさせられました。また、コロナ禍の長引く自粛によるマンネリ化により気力、情熱が失せそうになったことも度々ありました。コロナ収束後、新たな感染症パンデミック、巨大地震や富士山の噴火、温暖化による異常気象発生が大規模自然災害を頻発させるリスク、対外的には米中ならびに米露間の軍事的衝突(台湾、ウクライナ問題)も懸念され、特に台湾有事は我が国への影響も小さくないものです。しかし、我々はコロナ禍から多くのこと、危機管理の重要性を学ぶことができたことで、今後起こり得る様々な困難にも対応できる精神的な強さや知恵を獲得できたと思います。

また、危機を直視し、「どうすれば、この非常に困難な危機に対処できるか?」を問い続け、行動することによって新たな道が開けるようにも思います。現在、NCカレーでは新たなオリジナル商品を開発中です。かなり時間を要していますが、試行錯誤を楽しみながら少しずつ前に進んでいます。

新年も今までと変わらず「栄養バランスに優れ、そして美味しいカレー創り、滋味探究」、「毎日マイペースで歩くことの重要性啓発」が最重要テーマです。

2022年も今まで以上に日々、一瞬一瞬、反省と創意工夫を心掛けます。尺取虫の如く1歩1歩少しずつ前進、進化するNCカレーであり続けたいと思います。そして、世界中の人々が幸せにならんことを。

NCカレー独自のクリスマス特別メニュー

クリスマス(12/25)は特別メニューをご用意しました。所沢里芋・銘柄鶏・北海道羅臼産昆布・有機大豆使用の厚揚げ他具沢山の煮物、大分産原木椎茸ステーキ(北海道北あかりポテトサラダ付)、岩手安比高原原木舞茸天ぷら、大分豊後水道天然真鯛と鹿児島水揚げ超高級魚アカヤガラお刺身盛合せ(岩手三陸産生わかめ付)等々、にぎやかでした。常連のお客様がご家族で二組お見えになり、大変喜んでお帰りになられました。

コロナに翻弄され続けた2年間、まだ終わりが見えない状況ですが、どんな困難な時でも反省と創意工夫を忘れずにカレーとおつまみ創りに専念いたします。

外国人のお客様より素敵なクリスマスカード

昨日、米国とカナダ出身のお若い女性のお客様より素敵なクリスマスカードを頂きました。お二人とも日本に留学されておられるのか、日本語での会話も可能です。今回はお一人での当店訪問でしたが、楽しい話題が少ない中、大変有難く、嬉しいことです。

食べ物のにおいと美味しいと感じる情報の記憶

福井大学医学部の村田助教と米カリフォルニア大の五十嵐助教らの共同研究チームが、食べ物の匂いと、それが美味しいという情報が記憶される脳のメカニズムを世界で初めて解明し、世界的に権威ある英科学誌「Nature」電子版に論文掲載(20219月)されました。

脳の快楽物質ドーパミンが、記憶中枢にある特定の細胞に放出され、匂いと記憶を結びつけていた嗅覚の低下が初期症状として知られるアルツハイマー病の原因解明や治療法の開発につながることが期待されています。研究チームは匂いの学習には、脳内で記憶をつかさどる海馬の隣にある嗅内皮質という領域が関係していると予想。嗅内皮質は、場所や空間を把握する能力と関わり、アルツハイマー病の初期に障害を受けることで知られている。一方で、その理由は解明されておらず、嗅覚との関連性も明らかになっていない(海馬:最近の記憶を納めている脳の器官で、物忘れや記憶力の低下を防ぐ際に非常に重要)。

今回の研究成果から「扇状細胞(嗅内皮質にある細胞で神経伝達物質のドーパミンを受け取って記憶を定着化させる働き)の活動を高めることで、記憶疾患の治療につながる可能性もある」と村田助教。今後、嗅内皮質の役割を明らかにし、より効果的な治療法の開発に役立てるため、ドーパミン以外の神経物質の作用などについても研究を続けるとのことです。

たとえば嗅覚を刺激するカレースパイス類の一部やハーブ等アロマのにおい・香りが認知症に効果があるのか否か(現段階では科学的根拠はないですが)、将来的には研究機関等による研究成果が待たれます。スパイスやハーブ類を多用する香りが良く、美味しいと感じるカレーを週1回程度食べ続けた場合、認知症予防あるいは改善において何某かの効果が科学的に証明される時がいつの日か来るかもしれません(直感的には何らかの効果がありそうな感じがします)。

食品の再加熱

肉、魚、チーズなどを焼いたり、揚げたりする高温調理によって美味しさが得られると同時に食品中のAGE(終末糖化産物;たんぱく質に糖が結合することによって生じる)が増えると言われています。なお、AGEが体内に増えると肌(シミやシワ)、骨(骨粗しょう症)、血管(動脈硬化)への影響も報告されており、あまり有難くない物質です。なお、一度調理したもの(特に焼いたり、油で揚げたもの)を電子レンジで再加熱した場合、AGEがさらに増えるのみならず、脂質劣化(油脂の酸化)も進むようです。

米国では豚肉を電子レンジで3分加熱した場合、7分炒めた場合の倍以上もAGEが増えたとの研究結果が報告されています。AGE研究で著名な牧田善二医師によると、AGEが増える原因として、一つは体内のたんぱく質そのものが糖化(糖尿病など血糖値が高い方の場合は糖化し易い⇒ヘモグロビンA1C検査値によって全身の糖化が進んでいるか否かが判明)する場合、もう一つは食事摂取によって体内に蓄積する場合の二つのパターンがあるとのことです。さらに果物や清涼飲料水等に含まれる果糖が糖質の中では最もAGEを作り易く、果物は少量を皮ごと食べることがお勧めとのこと。その他AGEを下げる食品・飲料は緑黄色野菜、トマト、キノコ類、緑茶、豆乳、ワイン(適量)、酢・レモン・梅干し(クエン酸含量が多い)等とのことですが、NCカレーでは緑黄色野菜、トマト、キノコ類を多用しています。

電子レンジはとても便利で画期的な電化製品ですが、たとえば一度炊飯したお米は電子レンジ加熱によって硬くなる(水分が蒸発し、パサつく)、お米中のたんぱく質が変性し易くなる(凝固)デメリットもあり(肉類も熱変性で縮む;スポンジを絞ったように肉内部の水分が流出)、できるだけ蒸すことがお勧めです(冷蔵・冷凍保存したカレーなどはフライパンや鍋で弱火で徐々に加熱した方が美味しく頂けます)。食品再加熱の際は、電子レンジを使う場合はなるべく短時間、また時間が許す限り、蒸したり、鍋・フライパン等で徐々に加熱することが色々な意味でメリットがあるようです。

夜、見慣れない小動物と遭遇

昨夜、店の近くで見慣れない小動物と遭遇。頭が小さく、脚は短く、胴体が長い動物でした。何となく猫の鳴きまねをして近づくと、あまりこちらを恐れなかったことより、何とか撮影できました。

過去4年間でこういった動物に出会ったのは、今回で3度目です。過去2回はもっとずんぐりむっくりとした感じ。

ちょっと調べたところ、過去2回はアライグマ、今回はハクビシンのようです。それにしてもハクビシンは「ミャーミャー、キューキュー」の店主の鳴き声に変な仲間(?)と勘違いしたのでしょうか??

店内感染防止対策は?

米CDC(疾病対策センター)報告によると新型コロナのデルタ型変異ウイルスは空気感染するはしかや水痘(みずぼうそう)と同程度の強い感染力を有し、ワクチン接種完了者においても感染し易く、かつ感染した場合、ワクチン未接種者と変わらぬ体内ウイルス量(他人に易感染させるに十分なウイルス量)とのこと。実験内容等の詳細は不明ですが、これが事実とすれば、物凄い感染力の強さということになります(人種間免疫の相違もあり、日本人にそのまま当てはまるとは限りませんが)。ただし、ワクチン接種完了によって重症化・死亡・入院を防ぐ効果は認められるようです。なお、ワクチン接種完了後も屋内や乗り物内でのマスク着用が推奨されています。

今まで得られた知見に基づき、現在実施している店内感染防止対策をまとめました。

◆ 店内の十分な換気(CO2センサーで店内CO2濃度を1,000ppm以下に保つ)

◆ 扇風機などを使って場所によって停滞しがちな店内空気が外に排出し易くなるような気流をつくる

◆ 室内湿度を50~60%程度に保ち、コロナ飛沫の空中エアロゾルを減少させ、コロナ飛沫を床に落ち易くする

◆ 食事時以外のマスク着用

◆ 食事は早めに切り上げる

◆ 会話は控えめに

◆ 入店・退店時の手指消毒

こういったことが店内での対策ですが、ワクチン接種の急加速には限界があります。ワクチン接種完了者が増えている高齢者の感染者数は減少しているようですが、長期にわたり外出を控えている高齢者の筋力低下や認知症症状悪化が顕在化しつつあり、暑さ厳しい折ですが、早朝や夕方の適度な散歩がお勧めです。