輸入小麦粉(日本は85%を海外から輸入)などに残留農薬として検出されるグリホサートの話題です。グリホサートはヒトに対して国際がん研究機関により「おそらく発がん性のある農薬」とされ、国内ではホームセンターや100円ショップなどで除虫剤として普通に販売されています。
最近、我が国の国会議員の毛髪検査(20数名)を実施したところ、約7割にグリホサートあるいはその分解物が検出され、国会議員の先生方の体内にはグリホサートが蓄積されていた模様です。パン、うどん、パスタ等で使用される小麦粉の多くは海外(カナダや米国中心)から輸入されています。なお、国内で生産される小麦にはグリホサートは使用されていないとのことです。体内蓄積がどういう経路からの摂取なのかは不明ですが、今後の大規模な研究結果が待たれます。
コストの問題もあり、国産や有機栽培の農産物ばかりを使用することは簡単なことではありませんが、少なくともお米などの主食にはより安全なものの摂取を心掛けたいものです。