感染症対策

店内感染防止対策

2023年9月21日現在(9/11〜9/17までの定点把握)、都内では新型コロナ感染報告患者数が前週・3週前と比較し各々横ばい、10%増加し、5月8日以降、増加傾向はずっと続いています。インフルエンザは前週よりも倍増、3週前の8倍と激増し、流行目安レベルが続いています。

新型コロナは通称エリスと呼ばれるXBBからの新たな派生型EG・5(重症化リスクは低いものの、感染力が強い)が全国的に拡大しています。今後、更なる感染拡大が危惧されます。また、変異株の新たなウイルス系統BA.2.86(感染力・免疫回避力がより強い)が国内でも見つかりました。

なお、ファイザー・モデルナが新規開発したワクチンがEG・5に有効とされ、日本でも7月に承認申請、9月20日に摂取が始まりました。

5月8日以降(新型コロナが2類相当から5類に移行)の政府・東京都による感染対策は季節性インフルエンザと同等の扱いになりましたが、当店では今後も暫くの間、アクリル板・ビニールシートを設置、換気・気流の向きを勘案した感染防止対策を実施いたします。

定点把握になったことより実際の感染者実数は見え難い状況ですが、感染者数はかなり拡大しているものと推察されます。

通常はウイルス干渉のため、新型コロナとインフルエンザが個人レベルでの同時感染は起こらず、またヒトヒト感染による集団レベルでの異なるウイルスの同時流行も起こり難いとされています。例えば、夏場にRSウイルス、初冬にインフルエンザA型、その後インフルエンザB型、そしてノロウイルスによる感染性胃腸炎という具合に流行の主役は交替するのが典型的なパターンです。この理論がやや崩れつつある今の流行パターン。今後、しつこい新型コロナウイルスの弱毒化ならびに画期的な新規ワクチン開発に期待したいと思います。

また、店舗スタッフは店内混雑状況なども勘案した上でマスク着脱を判断させて頂きます。お客様方のマスク着脱は個々人の判断にお任せいたします。

店舗内換気(CO2濃度が指標)
湿度管理(50%付近に保つ)
扇風機等を活用(気流の向きを調節)
マスク着脱は状況に応じて判断(お客様方は任意)

手指消毒
陽当りの良い店内(ウイルス不活化)

国産CO2高感度濃度計(リアルタイムCO2濃度表示。1,000ppm未満数値表示が店舗内換気良好状態の目安。)を設置。米国CDC(疾病予防管理センター)によると新型コロナ感染は飛沫感染のみならず、空気中に漂うエアロゾル(水分の少ない微粒子で最大3時間程度感染性を維持しながら空中を浮遊)を介した空気感染も起こり得るとのこと。

室内湿度が低い(乾燥)時は空気中に浮遊し易い新型コロナウイルス(季節性インフルエンザも同様)を含むエアロゾルを室内に滞留させないように換気(24時間稼働のカウンター・テーブル席側換気扇と営業中稼働する大風量厨房換気扇によって約15分で店内空気が入れ替わっています;空調国内最大手企業技術者による試算)のみならず、扇風機を用いてエアロゾルを室外に排出させています(気流の向きを調節)。

湿度が高いとコロナウイルスを含む飛沫水分量が増え、重力で床に落下し易くなり、空中浮遊量を減少させることが重要です。


室内乾燥時に加湿器を稼働させることは感染防止対策として有効な手段と思われます(夏場は加湿によりカビが繁殖し易くなるリスクもあり、現状では夏場以外の時季に稼働させています)。

店内における空気の流れ 

カウンター:6席 テーブル:8席

テーブル席側は給気口(外から店内に流入する空気の入り口)がなく(*店舗出入口上部に給気口が設置してあるものの、テーブル席奥側にはなし)、空気が滞留し易いことより、風量調整可能な充電式の扇風機を2機設置しています。

これにより気流の向きを店舗出入口方向にすることが可能となっています(出入口は季節にかかわらずお客様の店内ご利用人数店内CO2濃度を勘案した上で開放を加減しています)。

カウンター席壁上部には給気口があり、扇風機を2機設置し、空気が滞留しないように常時気流の向きが出入口付近になるように調整しています。