感染症対策

店内感染防止対策

当店近くには大学病院が2施設あり、通院前後に当店を利用される方(中には癌治療で地方から上京される方もおられます)や医療・介護関係者の方々も来訪されます。減少傾向ではありますが、種々の感染症が今も流行しており、当店は利用されるお客様方に少しでも安心してお食事を楽しんで頂くために感染防止対策に取り組んでおります。

2024年7月25日発行(7/15〜7/21までの定点把握)データを含め、都内では新型コロナ感染報告患者数は11週連続増加(今回調査では前週ならびに3週前と比較し、各々12%53%何れも増加インフルはほぼ収束していましたが、低レベルではあるものの、3週連続で増加、今回は微減。新型コロナは夏場においても全く収まる気配がみられません。

 昨年5月8日以降(新型コロナが2類相当から5類に移行)の政府・東京都による感染対策は季節性インフルエンザと同等の扱いになりましたが、当店では今後も暫くの間、アクリル板・ビニールシートを設置、換気・気流の向きを勘案した感染防止対策を実施いたします。

また、高熱、喉の痛み、結膜炎などの症状が1~2週間続くアデノウィルスによる感染症;咽頭結膜熱(プールで感染することがあるため、プール熱とも呼ばれる。アルコール消毒は効き難く、感染力が強い)は増加傾向が続いていましたが、3週連続で減少。小児領域においてノロウイルスなどによる感染性胃腸炎やRSウイルス感染症は減少、手足口病は警報レベルが続いています)。

定点把握になったことより実際の感染者実数は見え難い状況ですが、感染者は今も低いレベルで一定数いることが推察されます(今も電車内で咳をしているヒトを結構見かけます)。

通常はウイルス干渉のため、新型コロナとインフルエンザが個人レベルでの同時感染は起こらず、またヒトヒト感染による集団レベルでの異なるウイルスの同時流行も起こり難いとされています。例えば、夏場にRSウイルス、初冬にインフルエンザA型、その後インフルエンザB型、そしてノロウイルスによる感染性胃腸炎という具合に流行の主役は交替するのが典型的なパターンです。

今までこの理論が崩れた流行パターン(インフルと新型コロナの同時流行)でしたが、現在はインフルがほぼ収束、今もなお新型コロナがだらだらと流行し、現在は新型コロナが主役の典型的な流行パターンになっています。

また、現在、コロナ入院数は増加傾向(今回調査では前週ならびに3週前と比較し、各々3%減少44%増加、高齢者においては今も重症化し易い状況にあることが推察されます。

また、店舗スタッフは店内混雑状況なども勘案した上でマスク着脱を判断させて頂きます。お客様方のマスク着脱は個々人の判断にお任せいたします(当店ご利用中にずっと咳をされているお客様にはお声掛けをさせて頂きます)。冬季は低温・乾燥によりウイルス感染がより拡大し易い環境になります。

店舗内換気(CO2濃度が指標)
湿度管理(50%付近に保つ)
扇風機等を活用(気流の向きを調節)
マスク着脱は状況に応じて判断(お客様方は任意)

手指消毒
陽当りの良い店内(ウイルス不活化)

国産CO2高感度濃度計(リアルタイムCO2濃度表示。1,000ppm未満数値表示が店舗内換気良好状態の目安。)を設置。米国CDC(疾病予防管理センター)によると新型コロナ感染は飛沫感染のみならず、空気中に漂うエアロゾル(水分の少ない微粒子で最大3時間程度感染性を維持しながら空中を浮遊)を介した空気感染も起こり得るとのこと(電車・バス内での感染リスク)。

室内湿度が低い(乾燥)時は空気中に浮遊し易い新型コロナウイルス(季節性インフルエンザも同様)を含むエアロゾルを室内に滞留させないように換気(24時間稼働のカウンター・テーブル席側換気扇と営業中稼働する大風量厨房換気扇によって約15分で店内空気が入れ替わっています;空調国内最大手企業技術者による試算)のみならず、扇風機を用いてエアロゾルを室外に排出させています(気流の向きを調節)。

湿度が高いとコロナウイルスを含む飛沫水分量が増え、重力で床に落下し易くなり、空中浮遊量を減少させることが重要です。


室内乾燥時に加湿器を稼働させることは感染防止対策として有効な手段と思われます(夏場は加湿によりカビが繁殖し易くなるリスクもあり、現状では夏場以外の時季に稼働させています)。

店内における空気の流れ 

カウンター:6席 テーブル:8席

テーブル席側は給気口(外から店内に流入する空気の入り口)がなく(*店舗出入口上部に給気口が設置してあるものの、テーブル席奥側にはなし)、空気が滞留し易いことより、風量調整可能な充電式の扇風機を2機設置しています。

これにより気流の向きを店舗出入口方向にすることが可能となっています(出入口は季節にかかわらずお客様の店内ご利用人数店内CO2濃度を勘案した上で開放を加減しています)。

カウンター席壁上部には給気口があり、扇風機を2機設置し、空気が滞留しないように常時気流の向きが出入口付近になるように調整しています。