クレジットカードによる支払いのトラブル続出

弊店ではVISAとMASTERのクレジットカード(あるいはデビットカード)による支払いが可能となっておりますが、先週2件、昨日1件、何れも外国人観光客の方々による支払い時に取り扱い不可のエラー表示が出て、支払いができない状況に陥ってしまいました。クレジット機器を導入している関係会社(サポートセンターや営業担当者)に電話しても埒が明かず、お客様に多大なるご迷惑を掛けてしまいました。しかも、そのお客様方は全て他の国内飲食店、宿泊施設にてクレジット使用時に何ら問題がなかったとのことでした。

特にシステム障害が起きていた訳でもなく、原因不明の状態です。機器導入企業には、もう少し危機管理対策をしっかりと実施してほしいと思います。昨年店舗開店後、こういったトラブル発生は今までで数件目にもなります。明日の月曜日には機器導入企業がしっかりと対応することになっていますが、もうこれ以上、お客様にご迷惑を掛ける訳には行きません。

高温加熱した場合に生成する発がん性成分

2018年3月下旬、米ロサンゼルスの裁判所が大手コーヒー販売業者に、コーヒーに発がん性成分(アクリルアミド)が含まれているとの警告を表示すべきだとの判断を下しました。一方、世界保健機関(WHO)は2016年に「コーヒーに発がん性がある可能性を示す決定的な証拠はない。」との調査結果を発表しています。なお、レギュラーコーヒー(挽いたコーヒー豆で淹れたコーヒー)には身体に良いとされる多種類の抗酸化物質が含有されています。

アクリルアミドはポテトチップスなど、高温加熱された場合、あるいはカレーで使用される玉葱を飴色まで炒める際なども生成されます(みそ汁の味噌に含まれる麹菌がアクリルアミドを減らすとの研究報告があります)。また、焼き鳥等を調理する際、煤煙中にベンツピレンという発がん性成分が含まれ、このように世の中には発がん性物質が数多く存在します。

アクリルアミドは120℃の加熱によって生成され、調理方法としては加熱時間を短くするなどの方法が勧められます。弊店も玉葱の炒め方など、調理法を色々と工夫しておりますが、バランスの良い食事と適度な運動によって種々の食品に存在するマイナス面を低減できると思われます。

英ロンドンからのお客様

先日、英ロンドンからスポーツ関係の組織委員会出席で来日されている男性がお見えになられました。背が高く、引き締まった体型の方で着座するなり、開口一番「マスターがお薦めの日本酒とおつまみをください。」とのコメント。煮物を始めとして何品かのおつまみを召し上がり、石川県のお酒をグビグビ飲まれ、締めの和牛すじ肉カレーをもりもり完食し、「料理もお酒もすべて大変美味しかった。今年の4月か6月に再来日するので次回は友人を何人か連れて来ます!」とのこと。別れ際に互いに固い握手を交わしましたが、お客様は「店内の壁に貼付されているマスターの描いたイラストは大変面白い!」とのメッセージを残し、満足そうな笑顔で成田空港に向かわれました。

寒い冬に歩くことのメリット

春夏秋冬、通勤電車に揺られ、店主は自宅から根津のNCカレー店まで往復3時間掛けて通っています。時間のロスも少なくないですが、よく歩いて運動できるメリットもあります。もし店舗近隣に住んでいたとすれば、あまり歩くことはなかったように思います。今冬は寒さが厳しかったこともあり、近隣に飲食店がない場合、お昼も夜も外食を控えがちな方が例年よりは多かったようです(特に雪国の方々は色々な面で苦労されたと思います)。意外ですが夏の暑い時に比較すると寒い冬は体温を保つために体内の熱産出が活発になり、基礎代謝は増加します。一方では運動不足になりがちで、さらに冷えによる血行不良もあり、内臓機能ならびに基礎代謝も低下しやすくなる側面もあります。基礎代謝が低下するとエネルギーも効率よく消費できず、太る一因になります。基礎代謝の中で、最もエネルギー消費が多いのは筋肉。筋肉を鍛えて筋肉量を増やすことで基礎代謝量が増え、太りにくく痩せやすいカラダにつながります。体温上昇と共に基礎代謝も上がることより、寒い冬は暖かな食事、そして適度な運動(歩くことなど)がダイエットにもプラスです。なお、ウォーキングの場合、歩数だけにこだわり、長い距離を歩き過ぎると、膝や腰を痛めたり、疲れによって免疫力が低下します。無理をせず、マイペースがお勧めです。

新メニュー「特製野菜もりもりカレー」

特製野菜もりもりカレー」をお求めになられるお客様は当初想定以上でした。既に何度かリピートされた方もおられます。本メニュー採用を決断した時期は野菜が最高値の時と重なり、仕入れ面ではかなり苦労しましたが(元々、NCの何れのカレーメニューも多種の野菜をふんだんに使っており、カレールーに大量の野菜が溶け込んでいます)、お客様に喜んで頂くことが店主にとりましても大きな喜びです。

お正月特別手作りメニュー

十名前後の常連お客様が新年のお正月特別手作りメニュー“お雑煮”、“ごま餅”、そして“松前漬け”を試され、異口同音に「これらは、どれも本当に美味しい!」と大好評でした。昔から餅は餅屋(カレーはカレー屋!?)と言いますが、仕込みにかなりの手間暇が掛かるものの、こういったサプライズ、意外性もあっていいのかなあと考えています。お客様に心底喜んで頂けることが一番です。

2017年大晦日 店主の雑感

早いもので今日は大晦日です。今年5月にカレー店をオープンさせるまで1年近く掛けて店舗探しを続け、最後に決めた処は普段、人通りが少なく、目立たない根津2丁目の現店舗場所。決して妥協できない、しない自分らしく、お店探しにも大変苦労しました。そして念願の店舗新規オープン。本来の味を創ることができず、多くのお客様を失望させてしまったであろうことが本当に辛く、悔しい猛省点です。今はやっと本来の味を創造できるようになりました。また、注文を受けてからお客様にカレーをお出しするまで、どうしても時間が掛かるカレーなので、時間に余裕のないお客様方には多大なるご迷惑も掛けてしまいました。新年は少しでも早く創れるよう、より一層努力するつもりです。しかし、人生にこれで良い、完璧などということは有り得ないことと考えています。日々、一瞬一瞬、反省と創意工夫を心掛けようと思います。日本のお客様のみならず、外国人の方々、老若男女を問わず、多くのお客様に喜んで頂けるような、健康的で美味しいカレー、そして御一人のご来店でも楽しく、落ち着くようなお店創りを目指します。新しい年が世界の人々にとって素晴らしい年にならんことを。

ミュンヘン工科大の学生さんらのご来店

2、3日前にドイツのミュンヘン工科大学の学生さんが4人で弊店を訪問しました。彼らはspace elevatorの研究者で日本のコンテスト(先週、水戸市で開催)で優秀賞を受賞したと話してくれました。彼らと英会話で盛り上がり、楽しい一時でした。4名ともカレーは勿論のこと、野菜炒めもお味噌汁もきれいに完食し、大変喜んで帰られました。

 

超高齢社会が直面する現実

普段も千客万来には程遠い状況ですが、一昨日、昨日と特にお客様のご来店が少ない日が続きました。そんな折、昨日の黄昏時に80代前半位のおばあちゃんがお独りで来店しました。お話を伺ったところ、カレーを食べに来た訳ではなく、近隣のリハビリデイサービス施設を週2回ほど利用しており、通常はスタッフが車で自宅まで送ってくれるが、今日はスタッフ不足のため、施設利用後、送り届けて頂けず、あちこち歩き回って道に迷ってしまったとのことでした。さらに詳しい事情を聞いたところ、認知症を患っており(軽度認知障害?)、指南力低下もあり、自宅に帰る方法が判らなくなったそうです。店舗前でタクシーを止めるまでの数分間の僅かな時間でしたが、店舗内で温かな緑茶を一杯飲みながら、おばあちゃんは嬉しそうに生まれ故郷(山形県)や旦那様の話題などを語ってくれました。「機会があったら、いつか旦那様とカレーを食べに来てくださいね。」との店主の問い掛けに、おばあちゃんはニコニコ微笑みながら静かにうなずきました。またしてもほのぼのとした幸せ感を覚えたひとときでしたが、一方では超高齢社会の我が国が直面する切実な問題を考えさせられた1日でした。

幸せ感に満ちた土曜日

昨日の土曜日、お二人の常連さんから嬉しいコメントを頂きました。20代半ばの男性は「健康志向の飲食店は色々と健康に良い食材をアピールするが、料理が美味しくない場合が多い。NCカレーさんは、身体に良いのみならず、どのメニューも美味しい。お味噌汁も素晴らしい。そして、カウンター席が独りでも気を遣わずにゆったりとくつろげる点が良い。」対し店主は「身体に良いのみならず、美味しいことは必要条件、さらにお客様が御一人で来店しても余計な気を遣わず、ひいては楽しいと思えるようであればと常に考えています。」もう一人、20代前半東京芸大大学院生の女性は「カレーも美味しいけど、野菜炒めが郷里の母が作る味と同じ感じ!母には1年も会えていないので、懐かしさがすごく込み上げて来ます。」とのややしんみりとさせる感想。「弊店の野菜炒めは店主の亡き母から教わったものです。気に入って頂き、とても光栄です。」と返しました。何だか幸せ感に満ち溢れた土曜日でした。