またまた最近ご利用頂いた外国人のお客様に関する話題です。イタリアから観光で来日された20代後半のカップルはお二方ともチキンカレーを召し上がり、「イタリアでもカレー店はあるものの、こんなに美味しいお店はない。」と絶賛頂き、カレーは勿論のこと、野菜炒めもおみそ汁も完食されました。一方、フランスからの同年代のカップルはカレーについては高く評価くださったものの、秩父の源作印赤ワインを冷やしたまま提供したところ、「フランスでは赤ワインは、あまり冷やさずに飲んだ方がより美味しく飲めるということが常識なので、その点は配慮されるべきです。」とのやや厳しいコメントでした。本件については、赤ワインのいろはを忘れており、本当にうかつでした。大きな反省点です(ただし、ボジョレー・ヌーヴォーに関しては10~12℃程度に冷やして飲んだ方が飲み頃のようですが)。
仏ボルドーから来店のお客様
新メニュー「特製和牛すね肉&野菜ぽかぽかスープ(1日限定5食)」
健康寿命を延ばすには?
開店5カ月経過
根津にNCカレー店を5月9日に新規オープンしてから早いもので、もうすぐ5カ月経過です。オープンして暫くはカレーの味が不安定で悪戦苦闘の毎日が続きました。このところ、ようやく本来の味で調理できるようになりましたが、大量生産し難い独自のカレーということもあり、本当に苦労しました。オープン当初ご来店頂いたお客様方には期待外れのカレーを提供してしまったことも少なからずあったであろうことを猛省しております。また、NCカレーは健康志向を前面に出していますが、己の価値観をお客様に押し付けていた面も反省点の一つです。学生時代、ニール神父さん(Neal Henry Lawrence)という偉大な方に出会い(私自身はクリスチャンでないどころか、ごく普通の俗人ですが)、毎週英会話を学んでいました。ニール神父とは長いお付き合いでしたが、聖書を読みなさいとか、そういったご自身の宗教的な価値観を強要したことは一度たりともありませんでした。しかし、逆に氏の生きる姿勢にはいつも感銘を受けたものです。今後、NCカレーの理念をお客様方にさり気なくご理解頂けるよう、より一層精進を重ねたいと思います。