直感

映画「タクシードライバー」で怪演した俳優ロバートデニーロが遠い昔、来日した際のコメントが非常に興味深いです。「日本の若者よ、超自然的エネルギーである“直感”を大切にしなさい。自分の場合は初めて会ったヒトと5年後に二回目に会ったとすると、初めて会った時の印象と5年後の長期間経た後でも、ほぼ90%程度の確率で初対面時と同じような感じがする。」とのこと。ちなみに店主も子供の頃から勘は鋭く、ほぼ90%の確率で当たります。

店主の場合、飲食店のお店選びは、自分の足で訪問し、全て直感です。芸能関係に詳しい友人によると長嶋一茂さんも、お店を直感で決められるようです。店主は遠い昔、仕事関係で全国を回るチャンスがありました。その際、地元でもあまり有名でないお店もほぼ当たりでしたが、中でも老夫婦が営む小さな熊本のラーメン屋さんは地元で生まれ育った友人でも知らないお店でした。その友人を連れて行ったところ、「どうやって見つけたの?ものすごく美味しい!」とその美味しさに心底驚いていました。こういう例は数え切れない実例です。

今はネット社会。何でもネットで調べることができます。店主の場合はSNSやラインを一切やらないこともあり、お店選びは直感で決めます。味の嗜好、好み、お値打ち感(当店の場合は価格が高いと感じるお客様もおられるとは思いますが、食材にこだわりがあり、原価率が高過ぎて、税理士からは強く値上げを勧められています)など、ヒトそれぞれ異なるのは当然であり、他人の口コミがどうあれ、自分の好きな店に行けば済む問題です(長年濃い味に慣れ親しみ、外食の多いヒトの場合は塩味が薄いと物足りなく感じるものです。店主は食材の個性を最大限に活かす京風の味付けが個人的な好みです。)。他者の意見は参考にはなり得るものの、他人の意見に流され易い国民性(大型客船が座礁した時も日本人は周囲をきょろきょろ見渡しながら海に飛び込むと揶揄されますが)にも若干左右されるかもしれません。

店主はネットを見る機会も余裕も普段あまりないのですが、SNSなどに詳しい知人からいつも色々な情報をもらっています。最近、同じ人物と思しきヒトがネットでペンネームを色々と変えて複数のブログやグルメサイトなどにほぼ同じ内容のコメントを掲載(あろうことに店内の他のお客様を二組を勝手に撮影し、一組はお顔をぼかしているものの、もう一組はそのまま)しているようです。どれどれと、調べたところ、かなり、しつこい程にネット上で当店のことを宣伝してくれています。ただ、内容が一見評価しているようで、実は随所でさり気なくネガティブな表現も微妙に駆使していることが判りました。しかも、当店のホームページではなく、某グルメサイトに誘導させるような意図も明白でした。その目的は???まあ、どんな意図なのかは判りませんが、ネット社会は超大国の大統領選、我が国の総裁選でも色々な思惑による情報が氾濫し、これは避けることができないでしょう。

先日、来訪されたお客様から「店内メニューにセットメニューには“サービスセット”との記載がないにもかかわらず、野菜炒めが欠品し、注文をとる際、その説明もなく、これは景品表示法違反である」との指摘を頂きました。従来からホームページには明記してありましたが、うかつにも店内メニューに表示がなかったことは事実です。また、当日、店内が混み合っており、スタッフが事前に野菜炒めが欠品している旨をお伝えすることを失念していたことも、その通りです。今まで、こういうケースでは事前にお客様に事情説明することが常でした。当日は偶々野菜炒めに使用するキャベツなどの食材の在庫も完全になくなってしまいました。本件について「当店は景品表示法違反の悪徳業者であり、嘘つきだ」とのコメントをネット上で攻撃されております。投稿された方のペンネームとは全く違うような方が当日来訪されていたこともあり、「昨日、訪問された〇〇の特徴の方と思いますが...?」と返信すると、今度は「自分のプライベートなことをネット上に暴露された!」と英語で掲載されました。

過去9年間でセットの野菜炒めが欠品したことは何度かありましたが、全て事前説明でお客様に納得頂いていました。当日はたまたま投稿された方も含め、2組のお客様に欠品の事前説明をしていませんでした。ただ、このお客様からのご指摘に対しては本当に心より感謝しています。何度も消費者庁の景品表示法セクション窓口の方とお話させて頂き、より表示に関しての認識を強く持てるようになりました。

偶然だったとは思いますが、そのお客様ご来店の前日に事実とは全く異なる内容を含むネット投稿(ローカルガイドという資格の案内人?)があり、深夜に知人の指摘で知り、場合によっては法的手段で対抗する旨の返信、無事に虚偽の部分を翌早朝に削除頂きました(その方は何カ月か前に当店を来訪された方でしたが、何故か今頃になって当店へのネイティブとは思えないようなレベルの英語による投稿)。今度は当方が法律違反だ!とのご指摘(強烈な左フックカウンターパンチ👊 !!!)。

ネットは便利な反面、非常に危ういものであることを痛感した次第です(‘Д’)。過去にも日本人による怪しげな投稿が結構ありましたが、最近は日本在住の外国人が日本語あるいは英語による何らかの意図を持った投稿をするケースが増えつつあるようです。そこには、裏である組織が関与し、何らかの利害関係があると感じます。これは、防ぎようがなく、お店選びは“直感”が間違いないでしょう☺️。

ところで、店主が著名人で直感力が非常に優れていると思しき方が何人かいます。その中でも我が国の現状、将来を最も憂えた作家であり、行動家でもあり、佐賀鍋島藩の「葉隠(武士への教訓を説いた倫理書)」による武士道を実践、自決した三島由紀夫です。店主は中学時代から折に触れては三島の座右の書である葉隠を愛読しています。氏は「政治家を全く評価しない。我が国の自衛隊は某国の賊軍精神で蝕まれている。自分の国は自分で守れ!」と喝破。店主も全く同感です。三島氏ほど直感力に優れ、日本の現状、未来を心底憂えた方は今も見当たりません。

もう一人。ミスタージャイアンツの長嶋茂雄さんです。バッティングも型にはまらない、正に野性的な直感重視、ミニコンピュターならぬ勘(カン)ピューターで大活躍されました。ちなみに、三島氏、長嶋さん、店主の血液型はB型です(直感が鋭いこととの関連性において科学的根拠はなさそうですが...。)。

作家の五木寛之さん。この混沌とした世界、日本で如何に生きるべきか?はエッセイ集:大河の一滴の中で「何かのためではなく、『だれかのために』生きるのだ。」と氏は説いておられます。ごく小さなカレー屋も微力ながらも国内外の人々のためになれればと毎日思いながら精進し続けています...。氏の鋭い直感、今の世相に対する洞察力にはいつも感心させられます。

世界ではエネルギー施設をドローンやミサイル攻撃する紛争が増え、AIも駆使したサイバー攻撃は政治的動機、選挙、金銭的利益、匿名詐欺、などを目的として激増しています。匿名で複数のSNSを駆使した逆ステマも横行。国際法を無視して、どんな汚い手段を使っても己の利益を得ようとする国、組織、個人。偽りに関し、ある程度は直感力で見抜けます。

芸術鑑賞も直感力を磨いてくれるように思います。今年4月にいつの間にか50周年を迎えたNHK・日曜美術館。何カ月か前の放送では歴代の懐かしい司会者が出演していました。この番組(再放送)は可能な限り、毎回ほぼ視聴していますが、色々な芸術家の個性、生き方、独自性に富む作品にいつも深い感銘を受けています😊😊。カレー、おつまみなどの料理創りも直感を大切にしています。塩加減、どの野菜がトッピングに向いているのかなど、いつもミニ勘ピューターのフル稼働です。