冬の凍れる寒さ🥶が身にしみるクリスマスの頃になると、昔から何故か二つの歌が自然に浮かんで来ます。一つは「雪の降るまちを」。「♪ 雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通り過ぎて行く 雪の降る街を 遠い国から落ちて来る...♫」。
この曲を耳にする度にアンデルセンの童話「マッチ売りの少女」の光景をイメージします。貧しい家庭の少女が雪の降る街の中を裸足で夜通し売り歩く姿。結局、マッチは1本も売れずに少女は凍え死んでしまうものの、大好きなお祖母ちゃんがいる天国に昇って行きます。最近知りましたが、この曲を作曲した中田氏は雪が降る山形県鶴岡市を訪れた際に発想したメロディーで創ったとのこと。店主は冬の鶴岡に何度か行ったことがありますが、確かにこの曲の雰囲気とぴったりのイメージです。
もう1曲は「かあさんの歌」。「♪ かあさんが夜なべをして手袋編んでくれた 木枯らし吹いちゃ冷たかろうて...♫」。店主の母親は料理に関しては天才的でしたが、裁縫はさほど得意ではないにもかかわらず、冬に手袋やセーターを編んでくれたことが懐かしく思い出されます。
この二つの曲は色々な歌手が歌ったものと思いますが、店主は若かりし頃の倍賞千恵子さんの歌を一番気に入っています。倍賞さんの澄み切った歌声を聴くと正に心が洗われるような気持ちになります。