高齢者と運動

最近、高齢者向けの「筋トレ」が盛んになっているという。個々人の身体機能に合わせて指導し、フレイルを防ぐことが目的。介護施設の中にはエアロバイクなどの運動器具を使って、要支援や要介護認定を受けた高齢者が筋トレや運動に励んでいるケースもみられるとのこと。なお、高齢者は加齢で歩行速度や筋力が下がり、疲れ易くなるために運動量が減少し、筋肉量が減る状態「サルコペニア」になり易いと言われています。

加齢による虚弱化を意味し、2014年に日本老年医学会が提唱した概念⇒“虚弱”を意味する英語のfralityの日本語訳)

フレイルは要介護と健康な状態の中間的な段階で要支援の状態であるが、適切な介入により可逆的にある程度健康な身体に戻ることも可能であるとのこと。ただし、現段階ではまだ科学的根拠が明確なデータは出ていないとのことで、今後の研究成果が待たれます。

理論上、高齢者のフレイル予防に「筋トレ」が効果的なことが判っていたとしても、実際は運動や健康寿命の延伸に無関心な高齢者も少なくない現実を考えると、先ずは散歩や簡単なストレッチ・ラジオ体操などの軽い運動から始める方が現実的と思われます。当店に毎週のように持ち帰りのカレーを散歩がてらお求めになられるご高齢のお客様もおられます。コロナ禍で高齢者が自宅に閉じ籠るケースが増えていますが、日本認知症学会によると認知症症状が悪化するケースが増えていることも報告されており、先ずは簡便にできるマイペースの散歩から始め、徐々に筋トレ実施への道を模索すべきと考えます。なお、店主は毎日7千~1万歩歩き、さらに自宅にてストレッチと懸垂・腕立て伏せ・腹筋強化運動を何十年もの間続けています。これは自分にとって毎食後に歯を磨くことと同じように習慣となりました。