種々の野菜にはファイトケミカル(色素、香り、辛味、ねばねばなどの成分で身体に非常に有益な抗酸化作用を有する物質)が含まれています。このファイトケミカルという抗酸化物質は野菜の細胞の中に含まれ、細胞の膜に包まれているため、野菜をサラダなど生で食べてもほとんど吸収されないという特徴があります。油で炒めたり、煮物やスープで加熱することによりファイトケミカルを包む細胞の膜が熱で簡単に破壊され、外に出て吸収され易くなります。
カレー、スープ、日本古来の煮物などは上記のような視点では理想的な食べ方と言えますが、旬の新鮮な野菜を使ったサラダを手作りの美味しいドレッシングで食べることも食事を楽しむという意味では大いに結構なことと思います。やはり分厚い豚ロースのトンカツにはシャキシャキ感のある生の千切りキャベツが合います。